よく予備校が「英語力ゼロでもUSCPAは目指せる!」とキャッチコピーを打ち出していますよね。
果たしてそれは本当なのでしょうか。
それについて、自身の経験に基づいて意見を書いていこうと思います。
結論:目指せるけど、まず先にある程度の英語力を身につけた方がいい
実は私も2023年12月にUSCPAに合格しましたが、2020年時点の英語力はかなり低いものでした。
どれぐらい低かったかというと・・・
- 曜日を英語で言えない。Wednesdayってなんや?
- wouldってなに?そんなん聞いたことない。
- 大学時代のクラス分けでは一番下のクラスでABCの書き方を習う(ちなみに大学はFランです)
こんな私でも無事にUSCPAになれたので、これを見ている皆さんも絶対に目指せると思います。
ただし、目安としてTOEICで700点以上取得できる状態で、予備校に申し込むことをお勧めします。
その理由を書いていきます。
いきなり予備校に申し込まない方がいい理由
この記事を読んでいる方の中には、「USCPAの勉強をしながら英語力なんてつくでしょ?だったら予備校に先に申し込んだっていいじゃん!」と思う方もいるかもしれません。
以下に3つ、個人的に予備校に先に申し込まない方がよいと思う理由を挙げます。
その1:予備校のテキストは頻繁にアップデートされる
USCPAでは米国会計を勉強しますが、アメリカの税制や会計基準などは結構な頻度で変わります。
私はアビタスを利用してUSCPAを取得しましたが、申し込んでからUSCPAを取得するまでの1年間に、教材のアップデートが2回ありました。
予備校に申し込んでから約1年でUSCPAを取れたのは、TOEICのスコアが700点を超えてから申し込みをしたことが大きかったと思います。
逆に英語力がない方が、英語の勉強と並行してUSCPAを勉強する場合、膨大な時間がかかることが予測されます。その度に勉強しなおしたりするのは効率が悪いですし、最新のテキストで勉強できなくなってしまいます。
アビタスでは紙の教材の他に電子テキストもありますが、テキストについては圧倒的に紙の教材が見やすかったので、アップデートされた際にはかなり苦労しました。
(紙のテキストと電子データどっちがいいかなどは、また別の記事でまとめようと思います)
その2:予備校には期限がある
予備校には期限があります。アビタスの場合は5年間という期限がありますが、単位認定試験は入会から2年、教育訓練給付金申込みのための修了試験は1年というように期限が分かれています。
勿論、単位認定試験・修了試験とも全て英語なので、英語力ゼロの方がUSCPAの勉強と並行して英語の勉強をしようとしている場合には、スケジュール的にかなりキツイのではないでしょうか。
また、アビタス以外の予備校は更に期限が短いものもあるので、注意が必要です。
英語学習と予備校を利用したUSCPAの学習を並行して行なった方が、効率が良さそうに思うかもしれません。しかしながら、上記のような理由から、かえって時間や費用が多く掛かってしまいかねません。
その3:試験では英語の応用力が必要
USCPAの勉強をしながら英語力を高めた場合、教材のパターンで英語を覚えてしまいがちです。
しかし、本試験では、教材とは全く異なる言い回しで出題されることが多々あります。
そのため、英語力の応用力が必要になってきます。
(別の記事で、私が英語力の基礎を高めるために使った教材を紹介しますので、ご参考にいただければ幸いです。この教材を使えば、英語力の基礎が身につき、応用力も格段に向上するはずです。)
「英語学習やTOEIC受験などせずに急いでUSCPAを取りたい」という方も、この教材を使用して最低限の英語力を身につけた上で、予備校に申し込むのを強くおすすめします。
まとめ
結論として、英語力ゼロでもUSCPAを目指すことはもちろん可能だと思います。
ただし、以下のことをしてからの方がおすすめです。
- 基本的な英語力は身につけてから予備校に入る
- TOEIC700点が目安
- TOEICを受けている時間がない場合にも、文法の勉強を行なってからの方がよい
USCPAに限らず、ゼロから何か始めることに不可能なんてないと思います。
だって、我々だって最初は日本語を話せなかったけど今はペラペラでしょ?
大谷翔平だって、最初はゼロから野球を始めたでしょ?
ただ、USCPAは予備校代だけでも60万円ほどかかります。
リスクを最小限に抑えて効率的にUSCPAの資格を取得するために、このブログが役に立てば幸いです。
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