USCPAと日商簿記2級どっちが難しい?

USCPA

こんにちは!さこみです!

私は2023年12月にミドサーで、USCPAの試験に合格し、現在未経験ながらBigに転職し、奮闘しております。

そんな私ですが、日商簿記1級の受験経験もあったので、日商簿記1級とUSCPAを比較した記事を書きました。

今回の記事ではもう少し受験者が多いであろう、日商簿記検定2級とUSCPAを比較したいと思います。

結論 : USCPAの方が日商簿記検定2級よりも難しい

みなさん、これは予想していたのではないでしょうか。

断然USCPAの方が日商簿記検定2級よりも難しいです。

USCPAは全て英語の時間かつ日商簿記検定2級の内容もカバーされています。

それだけで何だか難しそうですよね。

また、USCPAを取得した場合と日商簿記検定2級を取得した場合の平均年収をGoogleで調べてみました。

簿記2級USCPA
未経験200-400万500-700万
経験者(3年程度)400-700万700-900万

ちなみに上の表の簿記2級の経験者の年収は、かつ英語などのスキルを掛け合わせた場合です。

取得した場合の年収だけを比較しても、USCPAの方がメリットが大きいことが伺えます。

しかし、この記事をみているみなさんは、なんとなくそれは分かってるけど、具体的にどれぐらい難しいのか教えてほしいという感じなのではないでしょうか。

ここからはUSCPAと簿記2級を比較した際に、どれぐらい難易度に差があるのか、また、簿記2級を取得してそのままの流れでUSCPAの講座を申し込んでも良いのかなどを記載していきます。

USCPAと簿記2級の難易度比較

上でも記載したように、USCPAの方が簿記2級よりも難しいです。

では、具体的にどれぐらい難しいのでしょうか。

勿論、英語力などにもよるので、ここではあくまでも自分のスタート地点であったTOEIC750点という英語力の人が、USCPAと簿記2級を受けた場合の比較という観点で見ていきたいと思います。

あなたの英語力がTOEIC750点あった場合、日商簿記検定2級と比較したUSCPAの難しさは、、、

大体4.5倍ぐらいです!(え

みなさん
みなさん

おい、さこみ。なんやねん!その0.5って!しっかりしろや!!!💢

とお怒りのみなさん、、、ごめんなさい。

USCPAは4科目あるんです。。。

みなさん
みなさん

で???(´Д` )

大体その1科目が、日商簿記検定2級と同じくらいだと思っていいかもしれません。

こちらは、私が完全に独断と偏見で作成した、USCPAを科目ごとに、日本の資格試験に例えたらどんな感じなのかを表したものです。

科目範囲似てる資格
FAR企業会計日商簿記2級
AUD監査日商簿記2級
REGアメリカの税法宅地建物取引士
選択科目
 BAR財務分析日商簿記1級
 ISCIT基本情報技術者
 TCPタックスプランニング宅地建物取引士

※参考までにとらえてください。

大体FARが、日商簿記2級の難易度と同等程度か、英語が得意な人からすれば少し易しい程度かもしれません。

REGでは主に法律を学びます。自分は宅地建物取引士の資格も持っているのですが、REGと宅地建物取引士の難易度も少し似ているなぁという印象でした。

ただ、自分の宅地建物取引士の勉強期間は約半年ほどだったのですが、REGについては2ヶ月ほどだったので、REGの方が勉強しやすいかもしれません。

このように、USCPAのそれぞれの科目は、恐らく一般の方が少し頑張れば取得できるぐらいのものが4つあるようなイメージです。

残りの0.5は英語の難しさです。

自分が受験したときの英語レベルはTOEIC750点でした。自分でいうのも何ですが、TOEIC750点というと、一般的に見ればそこそこ英語できるレベル感だと思います。

しかし、USCPA受験者界隈で、TOEIC800点未満は英語弱者とされています。

そのTOEIC800点超えの方々ですら、落ちている試験です。

おそらく1科目あたりの難易度が簿記2級と同じぐらいとして、4倍+英語分の難易度がのってくるという感じでしょうか。

それを踏まえての4.5です!

日商簿記2級を取得して、その流れでUSCPAの予備校に入っていい?

この見出しの質問、すごく色んな方がSNSなどで質問をしているのを目にします。

勿論、目指すこと自体は全然オッケーだと思います!

ただ、予備校にいきなり入るかどうかはあなたの英語レベルによって変わってきます。

要するに、上記で記載した英語分の難易度0.5が、プラス1にも5にも変わってくるということです。

英語のレベル別で見ていきたいと思います。

英語が中級レベル以上の方 : 大体TOEIC700点以上

おそらく、あなたの英語文の難易度プラスは上記で伝えた0.5ぐらいです!

これぐらいの英語レベルで、日商簿記検定2級に合格しているのであれば、すぐにでも予備校に申し込んでいいです。

もしも、結構前にTOEIC受けた時にはこの点数だったんだけど、最近は受けてないんだよね、、、という方でも、感覚はすぐに掴めると思うので大丈夫です。

英語が中級レベルぐらいの方 : TOEIC600点台前後

SNSなどを見るとこれぐらいの英語力の方が、いわゆる「沼る」と界隈で呼ばれるような、同じ科目で何度も落ちてしまうというような状況に陥っている方が多い印象です。

そのため、個人的にはスタディサプリなどで英語の基礎を少し上げてから予備校に申し込んだ方がよいかもしれません。

勿論、予備校に入って、USCPAの勉強をしながら同時進行で英語を学ぶという考え方の人もいるかもしれません。

私もそう思っていました。

ただ、USCPAはネイティブも受ける試験です。

かなり言い回しによって全然違う意味になってしまったり、ものすごい分かりづらいような長文もたくさん出てきます。

そのため、TOEIC700点ほどとれるようになってから予備校に申し込んだ方が良いです

実際にTOEICに申し込まなくてもいいので、テキストについている模試や、スタディサプリなどの簡易的な英語力チェック機能などで計測してそのぐらいであればいいと思います。

英語が初級レベルの方 : TOEIC500点台未満

正直、USCPAの勉強を始めるのは早すぎます。

1年ぐらい英語にフォーカスしましょう。

予備校のキャッチコピーなんかを見ていると「英語力ゼロでもUSCPAに合格できる!」と謳っているものもありますし、確かに合格はできると思います。

ただ、効率が悪すぎます。

効率が悪い理由①:法改正

会計制度って毎年結構変わります。その度に、予備校のテキストも変わるんですよね。。。

勉強期間が長くなればなるほど、その法改正に直面します。

せっかく覚えたところが大きく変わってしまい、また勉強をしなければいけなくなり、法改正前と法改正後でごっちゃになってしまうなんていうこともあり得ると思います。

効率悪い理由②:科目合格の執行

USCPAには科目合格をしてからその科目が執行してしまうまでの期限もあります。

1科目合格してから30ヶ月(2年半)以内に全科目合格しないと、せっかく受かった科目合格が執行してしまいます。

SNSを見ていても、比較的計算問題が多いFARやBARには合格したものの、AUDやREGなどの英語の長文読解がより必要とされるような科目で何度も落ちてしまい、すでに合格した科目が執行になってしまったり、何度も受験料約10万円を支払ったというような例を見ます。

効率が悪い理由③:予備校の期限

USCPAに合格するには、ほとんどの日本人が、受験資格やライセンス登録の関係で予備校に入会する必要があります。

私自身、大学は経営学部を出ていて、比較的必要な会計科目の単位数は持っていましたが、それでも予備校に申し込む必要がありました。

そして、予備校には、受講期限というものがあります。

大体のUSCPAの予備校の受講期間は2年から3年前後です。1番最長の受講期間(2024年8月時点であるアビタスという予備校の場合も5年ありますが、単位試験については2年以内に取得しないといけなかったり、教育訓練給付金を受けるための課題については1年以内に修了して修了テストに合格する必要であったりと、一言に5年といっても細かく期限が分かれています。

英語力が乏しく、難易度にプラスされる英語難易度が大きくなればなるほど時間を要します。

そのため、英語力が500点未満の方は一旦USCPAは置いておいて、TOEICでいい点数をとるということを一区切りのゴールにしてみるのがいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事ではUSCPAと日商簿記検定2級の難しさレベルを比較してみました。

まとめると‥

  • 科目ごとの難易度は日商簿記2級と同じくらいの難易度(英語を無視した場合)
    • 日商簿記2級が4つある感じ
  • 英語力によって難易度は大きく変わるよ!
    • TOEIC700点ぐらいあれば、USCPAもコツコツやれば受かると思う
    • 600点台の人はスタディサプリとかで一通り文法学び直してからの方がいいかも!
    • 500点未満の人はちょっと無謀なチャレンジかも。最初はTOEICなど、英語にフォーカスして勉強してからUSCPAを考えよう

最後に私がUSCPAを取得した際に受講したアビタスのURLを貼っておきますので、少しでも興味ある人は、こちらを利用してみてください。

自分が受験するとしたら、あと何単位必要なのか、どこの州で出願すれば1番効率が良いのかなど、無料で診断してくれますので、今すぐ受講する予定がないという方も、自分が今、どこの地点に立っているのか知るという意味で非常に有益だと思います。

この記事が少しでも何かを目指す方の参考になったら嬉しいです!

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